薬剤師へ服薬状況を伝えるには|医療・介護関係者のための共有メモ

服薬状況の観察メモを看護師・薬剤師・ケアマネジャーが共有するイメージ お知らせ・お薬の話

医療・介護関係者の方へ|発信:みつこし薬局 大田中央店

「お薬が飲めていないようです」「以前より眠そうです」。

訪問看護や介護の現場で気づいたことは、お薬の使い方や管理方法を確認する手がかりになります。ただ、何から伝えればよいか迷うこともあるかもしれません。

すべてを調べてから連絡する必要はありません。分かっていることと、まだ確認できていないことを分けると、次に確かめることを整理しやすくなります。

服薬状況の観察メモを看護師・薬剤師・ケアマネジャーが共有するイメージ
情報共有のイメージイラスト

「いつ・何があったか」を具体的に

「飲み忘れが多い」という情報に加えて、「今週は昼の薬が3回分残っていた」など、確認できた範囲を伝えます。

服用後の様子が気になる場合は、気づいた時期や時間帯、普段との違いも手がかりになります。「薬の影響だ」と決めつけず、見たこと・聞いたことをそのまま共有してください。

気になる症状があるときは、記録を完成させることを優先せず、医師・薬剤師等へ相談しましょう。急な体調変化は、通常のLINE・フォームの返信を待たず、医療機関等へ連絡してください。

本人の話と、支援者が確認したことを分ける

ご本人が「飲んだ」と話していることと、支援者が実際に服用を確認したことは、分けて記録します。

例えば、「本人は服用したと話している。訪問時には朝の薬が机に残っていた。実際に飲んだかは未確認」という伝え方です。

確認できていないことも、そのまま伝えて構いません。

共有するときのメモ

以下は、当薬局への相談時に使える項目の一例です。すべて埋める必要はありません。

  • 気づいた日時・期間:いつから、どの時間帯か
  • 確認できたこと:残っていた薬、袋の表示、服用時の様子など
  • 情報の出どころ:本人の話、家族の話、支援者が確認したこと
  • 普段との違い:これまでの準備方法や生活から変わった点
  • 未確認のこと:服用したか、変更指示があったかなど
  • 相談したいこと:薬の確認、管理方法、関係者への共有など

記入例〈架空の例〉

今週の月・水・金の訪問時に、昼食後と表示された薬が残っていました。ご本人は「昼は忘れることがある」と話されています。ほかの日の服用状況は未確認です。昼の準備・確認方法について相談したいです。

薬局では、必要な確認と連携につなげます

みつこし薬局 大田中央店では、共有された情報と処方内容等を確認し、必要に応じて医師・看護師・ケアマネジャーなどと連携します。

薬局の判断だけで処方薬を中止・変更することはありません。薬の量や回数、飲み方を変える必要がある場合は、医師への確認・相談につなげます。

初めてのご相談では、所属・職種と相談の概要をお知らせください。患者さんの氏名・病歴・処方内容を一般の問い合わせフォームに入力せず、詳しい情報の共有方法はお電話でご確認ください。

参考資料

一般的な情報です。個別の対応は、患者さんの状況と関係職種の情報を確認してご相談します。